台湾料理研究室

アウトドア野郎

2016年03月02日 00:26

最近、職場の近くにできた怪しげな店
勇気を出して行ってきた。


この佇まいである。

店の名前も野心的であるが、のれんがTシャツとはいかに。

中に入り、何を食べようか考えていると店員さんから宣告された。

「とんかつしか出来ないよ」

そんなに遅い時間に行った覚えはなかったが、とにかくとんかつ以外は品切れらしい。
選択の余地はないので「それ」を頼んだ。

後から興味本位で入ってくる野郎どもも同じ洗礼を受けている。
(我々からすると)同じ言葉を繰り返し、「じゃあそれで」と答える野郎どもは滑稽でもあり少し気の毒でもあった。


まず運ばれてきたお通し(?)。

味付けは限りなく純和風な浅漬けだ。台湾でもこの味なんだろうか。


お次はご飯だ。そぼろが乗っている。店員が言うにはお代わり自由とのこと。

ほう。そぼろが乗ってるのにおかわり自由だと?

やる気になった男であれば、ご飯だけでも無限に食えそうだな。


さあ、メインがやってきたぜ!



皿の上にポンと無造作に置かれたとんかつ(?)。香辛料が効いていそうだ。それにしても殺風景だな。
屋台の雰囲気が出ていていい・・かもしれない。

食べてみると意外とさっぱりしていてイケる。ただ、そぼろご飯の方が脂ぎっていて完全に負けている印象だ。
でも、俺は嫌いじゃない。とにかくご飯は進まないが、何とかおかずとご飯の量を調整して完食。



空の皿と茶碗を置いて店内を見回していると、店員が何か言って茶碗を持っていった

なんだかよく分からなかったが、ほっておいたら再度盛りなおされたそぼろご飯が目の前に出された



取りあえずおかずは何もないが、俺は無意識のうちに「お代わり」のサインを出しちまっていたようだ。
幾分”頑張って”そのそぼろご飯を食べ、茶碗は俺の手元近く、店員からは遠い位置に置くことにした。

台湾の習慣について少し学ぶ必要を感じた日だった。

ちなみにお店の名前は、オーナーが近隣の人々に台湾料理を教えているところから来ているようだ。
別にオーナーが台湾料理を研究しているわけでは決して無い・・はず。


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